指定された宿壇の範囲を超えて問題を解いたら、範囲外のものは消すように言われたという問題がありました。そもそも宿題は学習指導要領では位置づけはありません。宿題についてのやり方や決まり事については学校によってさまざまです。

今回の問題については、教師と保護者の間に宿題に対する認識のズレが生じていました。このようなときは一度学校で宿題に関する取り組みを教師全体で確認し合い、曖昧な部分はないかなどを再確認します。学習のペースをあわすために、範囲外のものはしないような決まり事があるなら、保護者に丁寧に説明する必要があります。

今回の問題で重要で今後に活かすことができる点は、範囲外とはいえ消すように指示をしたということです。子どもの努力を消すという行為によって、なかったものとしてしまい、子どもは傷つきます。範囲外の宿題をすることについて明確に決めておくことは重要です。